Webライターに興味がある!
という人から受ける質問で多いのは

タスク形式とプロジェクト形式どっちがいいの?
というもの。
今回は、Webライター歴2年目でそれなりに失敗を重ねてきた私が考えるタスクとプロジェクトどっちが向いているか問題についてご紹介していきます。
「タスクはWebライター初心者向き」と言うけれど私には向いていなかった
ライター歴3ヵ月頃、私はサグーワークスというクラウドソーシングを利用してみました。
サグーワークスはタスク形式のみの取り扱いではありましたが、クライアントとのやり取りを増やすのは面倒だった私はこれはいい!と取り組んでみたのです。
150文字50円程度のタスクをいくつかやりつも、これでは儲からないなぁと思っていました。
その中、新規で見つけたタスクに私は目を奪われました!
その内容は
- 2000文字
- 記事単価1500円
- 内容はインスタ映えのお店紹介
- 書き方など指定が厳しい
- 制限時間は3時間
- 画像選定多数あり
詳しくないジャンルのリサーチ、3時間で2000文字は、おそらく2年目の今やってもギリギリの厳しいタスク。
にもかかわらず、愚かで無能な私は文字単価0.75円に惹かれ、勇んでやりました。
今思えば、この厳しいルールでこの文字単価は低いんですけれど、それまでの3ヵ月は画像選定ありで0.38円の案件をしていたもので。倍近いですもん。
年末年始ということもあり検品に時間がかかっていたので、調子に乗ってインスタ映え記事を3本納品しました。
その時の私に言うならば「1本納品したら様子を見ろ~!」ですね……傾向を掴む前に3本納品だなんて無謀です。
お正月休みがあけてすぐ、私のサグーワークスマイページに「非承認」の烙印が押された3記事が突っ返されていました……やり直しはできません。

正月早々、私の4500円収益見込みが0円に
非承認理由が書いてあるのでじっくり見てみると、納得せざるを得ない真っ当な理由ばかりで、自分の実力不足にただ項垂れるのみでした。
(結果は出先でスマホから見ていたのですが、一緒にいた友人にかなり心配されました……)
非承認理由は以下の通りです。
- 冗長表現が多い
- 前後の文章の繋がりがない
- お店の住所は公式の表記ではなくこちらが指定した書き方に統一しなさい
という3点でした。
この時の私は「冗長表現」が読めないし意味も分からない程度のマヌケでしたので、とても申し訳ない記事を送ってしまったと反省。
サグーワークスのブログに冗長表現についてとても詳しく書かれたページがあるので、ぜひ見てください!勉強になります。
サグーワークの非承認理由のひとつに「冗長表現」があります。冗長表現とは、無駄に長いために、言いたいことが伝わりづらい文のことです。文章を書き慣れていない人は、これが頻出する傾向にあります。
出典:こぶたの鉛筆

今でも私の悪い癖で「まず最初に」とか「〇〇することができる」とか使っちゃうので、かなり気を遣って推敲してます……
非承認理由はもっともなのですが、サグーワークスの「やり直しができない、ミスがあったら非承認」という厳しいタスクで、私はすっかり心が折れたのでした。

私にタスクは向いていない
なお、サグーワークスでやった別のタスクは修正して提出できたので、再提出できるかはクライアントによるみたいですね。
と言いつつタスクはやっていた
その後もなかやかプロジェクトに通らず暇だった時に、サグーワークスだけでなくランサーズでいくつかタスクをやりました。
ランサーズで10タスクくらいやりましたが、非承認ややり直しということは1度もなかったのでサグーワークスが厳しいのかなぁ。
サグーワークスでプラチナライターの方を見かけると尊敬しかないです。
こういった経験から
タスクは初心者向け!
という意見を見ると「案件や引き受ける人の個性によるのでは?」と感じています。
Webライターのタスクとプロジェクトの違い
タスク形式 | プロジェクト形式 | |
特徴 | クラウドソーシング上に記事内容など情報が掲載されており、それに沿って記事を書いていきます | だいたいの内容が提示されている中からやりたい案件に立候補し、クライアントから選ばれたら初めて仕事にとりかかれます |
承認までの期間 | 承認までは1週間前後 | 承認はそれぞれのクライアントによる |
報酬額 | 基本的には低いが選べばよい案件もある | 高いが、タスク以下の単価のものもあるので注意 |
このように、プロジェクトとタスクには大きな違いがあります。
タスクはなんのやりとりもなくいきなり仕事をして納品するに対し、プロジェクトはクライアントに選ばれないと仕事の詳細すら知ることができません。
ではここから、タスクとプロジェクト、どちらが向いている人なのかについてご紹介していきます!
タスクに向いている人
私が思うタスクに向いている人は以下の3点です。
- 文章を推敲しても直すことが少ない
- 時間制限に慌てない
- クライアントとのやりとりをしたくない
- 自分がやりたいとき、やりたい内容のものを選べる
タスクは制限時間があります。
余裕があるものから、初心者にはかなりギリギリのケースまでさまざまですので、読み返して直す時間が満足にとれないことも。
私のように「推敲する時体裁を整えればいい」という姿勢で初稿を書き上げるタイプだと、結構大変かと思われます。
慌てない人というのも、制限時間が関わってきます。
とにかく時間が気になってパニックになってしまう私のようなタイプは向いていないでしょう。
タスクはクライアントと「どんな記事にするか」「納期はいつまでか」「1ヶ月に何本納品できるか」などやり取りをしなくてはいけませんので、それが煩わしい人はタスクが向いています。
もっとも、そういったやりとりがないのでいつ自分の書ける案件が掲載されるか未知な点は不安です。
初心者で「どんな内容が書けるかまだ分からない」という人が、好きな分野を見つけるためにはいいかもですね。
最初は非承認でも心折らずに……。
あと、タスクはいつどこに掲載されたか分からないのでやりがいがないんですよね~。
承認欲求高めなので、ちゃんと掲載されたものを見たい!
プロジェクトに向いている人
私が思うプロジェクトに向いている人の特徴は以下の通りです。
- 継続で仕事を依頼されたい
- 高単価の仕事をしたい
- 長い文章が書ける
タスクは長くても2000文字程度ですが(サグーワークスだと5000文字以上のものも見かけますが、プラチナライター向け)、プロジェクトで受ける仕事は3000文字以上であることが多いです。
1000文字の募集もありますが、内容によっては3000文字以上になることもあるので、それなりに長文を書く自信がないと応募するにも勇気がいりますね。(ちなみにこの記事は4000文字弱です)
また文字単価ですが、タスクで1円を超える案件はほぼ無いので、稼ぎたい人はプロジェクト一択です。
サグーワークスでプラチナライターのテストに合格すれば、タスクでもかなり稼げる案件を受けられます。(2019年5月9日にチェックしてみたら1件もありませんでしたが)
プロジェクトの良いところは他にもあって、それはクライアントさんと仲良くなれるところ!
人間同士相性があるのでちょっとやりにくいなって方もいますが、仲良くなっていくと良い記事を作るために相談したり、文章について話したり、スキルアップも出来るように!
タスクだと記事を送ったら終わり。
相手がどんな人なのか知る由もないので「私の文章はどうなの?どんな人に届いてるの?そもそもどこに掲載されてるかわからないからSEOの効果も知ることもできない」っていう虚しさを感じていました。
この辺りにやりがいを求めるかどうかで、タスクとプロジェクトを選んでも良いかと思います。
初心者向けタスクの選び方
「じゃあ結局初心者向けタスクって何?」というと、私が思うに以下の4点です。
- 文字単価0.5円以下
- 画像選定なし
- 文字数1000文字以外
- 制限時間が2~3時間
文字単価の高いものに惹かれますが、高いにはそれなりの理由があります。
ここに書いたものはあくまで目安なので、文字単価1円でも初心者向けあったよ!ということもあるかもしれませんが、私は見たことないです。
たまに「初心者だけど高単価でした!」って方がいるんですけど、よくよく聞いてみるとブログ運営してたとか、高単価に繋がる分野(金融や不動産)で働いていたとかあるんですよね。
私もずっと趣味で小説書いていたので、完全初心者っていうと違うかもですが……ライターを3ヵ月やっても冗長表現がわからずタスク非承認になる程度なので、タイピングが早い以外はいろいろお察しです。
まとめ・タスクとプロジェクト、自分に合った方を選ぼう
ここまでいろいろと語りましたが、結局のところ「やってみないとわからない」です。
ですので、Webライターを始めたばかりだという方は自分の能力を決めつけずにさまざまな方法や分野にチャレンジしてみると、自然と自分に合った仕事方法が見つかるのではないでしょうか。
タスクにしろプロジェクトにしろ、こつこつ積み重ねていくことは共通点です。
地道に頑張っていきましょう!